こんにちは、飯塚市の造園業「植光園」です。

今回は旧伊藤伝右衛門邸にて実施された、文化財における植栽管理の講習会の様子の紹介です。
この講習会は市内の業者を対象に年2回飯塚市が主催するもので、京都芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センターの主任研究員である片石高幸氏を講師としています。

早朝から多くの地元の職人が集合しました
片石氏の指示のもと、和やかに作業は進みます

この講習会は国指定の名勝である旧伊藤伝右衛門邸の庭園の管理において請け負う業者によって差が出ないよう、地域の業者の技術向上がその目的です。

文化財の植栽管理において片石氏は「その地方の樹形の特徴を反映させ、お客様が訪ねた時に人の手が入ってるとわからないような剪定を心がけています。自分が伝えた技術を現地の職人にぜひ他の仕事でも活かしてほしいです。」とお話しされていました。

また、市の職員の方からは「多くの業者さんに集まっていただいてスキルアップを図っているので、より多くの皆さんに市の有形文化財である旧伊藤伝右衛門邸を訪れてほしいです。邸宅の2階から庭園を眺めるのがオススメです!」とのことでした。

ぜひ、地元の職人によって綺麗に整えられた旧伊藤伝右衛門邸をお訪ねください!