こんにちは、飯塚市の造園業「植光園」です。
今回は旧伊藤伝右衛門邸にて実施された、文化財における植栽管理の講習会の様子を紹介します。
この講習会は市内の造園業者を対象に飯塚市が主催するものです。
今回も京都芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センターの主任研究員である片石高幸氏を講師としています。
庭園での植栽管理とはただ伸びたら剪定すればいいというものではなく、植えられている樹木と石橋や灯籠などの配置を見て、お互いにバランスのとれた調和の残しながら、観賞に訪れた人を引き込むよう剪定しなければなりません。
枝葉を残しすぎると重たい印象になり、逆に落としすぎると奥が見えすぎてしまい鑑賞の楽しさを損ねてしまいます。
設計者の意図を汲みながら、樹木の性質に合わせた剪定方法を地域の造園屋さんと一緒に学びました。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

庭内は大型の重機は入れないので手作業での剪定です

片石氏は毎年講師をやっていただいています